個人事業主には、
法人とは異なるカード管理の難しさがある。
事業を動かす人と、
生活費を支払う人が同じだからだ。
カードも口座も分けなければ、
支払い自体は簡単になる。
一方で、
どの支出が店の経費で、
どの支出が個人のものだったのか。
後から分ける手間が残る。
東京都新宿区・高田馬場で
「はんばーぐ ますお」を営む平野オーナーは、
個人の支払いと店の支払いを分けている。
個人用には、
メインバンクである三菱UFJ銀行系のカード。
事業用には、
三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)と、
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード。
平野オーナーが重視していたのは、
ポイントを最大化することではなかった。
事業用口座と結び付け、
経費を分けやすくすること。
仕入先で使えない場面を減らすこと。
そして、
負担を増やさず予備のカードを持つことだった。
平野オーナーへの取材
PERSONAL AND BUSINESS
最初に分けたのは、
カードではなく支払いの役割だった。
平野オーナーは、個人用カードと事業用カードを分けている。個人の支払いには、メインバンクである三菱UFJ銀行系の個人カード。店の経費には、事業用として保有するビジネスカードを使う。
名義上は同じ個人事業主であっても、日常生活の支払いと店舗経営の支払いを混ぜない。三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)は、事業用として分けた口座へ紐付けている。
平野オーナーにとってカードは、ポイントを受け取る道具である前に、経費を分けるための道具だった。

平野オーナーへの取材
MAIN BUSINESS CARD
店のメインには、
使える場所を減らさない一枚を。
事業用のメインカードとして使っているのは、三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)だ。選んだ国際ブランドはVisa。
以前、一部の仕入先でAmerican Expressを利用できない場面があったという。飲食店の支払い先は、大規模なオンラインサービスだけではない。食材を仕入れる店舗や事業者など、支払い方法が限られる相手もいる。
その経験から平野オーナーは、Visaブランドの事業用カードを一枚持っておきたいと考えた。
平野オーナーへの取材
SEPARATE ACCOUNT
カードを分け、
引き落とす口座も分ける。
三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)は、個人事業用として分けた口座へ紐付けている。カードだけを別にするのではなく、引き落とし先まで事業用として分ける。
平野オーナーが重視していたのは、ポイントの細かな違いよりも、経費を確認しやすい状態をつくることだった。店の支払いが、個人生活の支払いへ混ざらない。
利用明細と口座の動きを追えば、事業経費を確認できる。その分かりやすさが、メインカードを持つ理由になっている。
平野オーナーへの取材
SUB BUSINESS CARD
予備の一枚に、
大きな固定費はかけない。
事業用のサブカードとして持っているのが、セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードだ。平野オーナーが挙げた理由は、年会費の負担がないことだった。
日常的にすべての決済をセゾンコバルトへ集めるわけではない。メインカードとは別に、事業用の決済手段を残しておく。
頻繁に使わない場合でも、固定費を増やさず持ち続けられる。サブカードに、メインカードと同じ役割は求めていない。
平野オーナーへの取材
WHAT MATTERS FIRST
最も多く貯まるカードを、
探していたわけではない。
取材の中で、平野オーナーがポイントを強く意識している印象はなかった。還元率を比較し、決済を一枚へ集中させ、年間利用額を計算して特典の最大化を目指す。そのような使い方よりも、個人と事業を分けることを優先していた。
事業用口座へ支払いを集めること。VisaとAmerican Expressという異なる決済手段を持つこと。カードを使えない場面や、経費が混ざる場面を減らすことを優先していた。
平野オーナーへの取材
THREE ROLES
一人の個人事業主が、
三つの役割を分けて持つ。
一枚へ集めるのではなく、
役割ごとに混ぜない。
PERSONAL
メインバンク系の個人カード
- 私的支出
- 日常生活
- メインバンクとの関係
BUSINESS MAIN
三井住友カード ビジネスオーナーズ(ゴールド)三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド
- 事業経費
- 事業用口座
- メイン決済
- Visaを利用する支払先
BUSINESS SUB
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードセゾンコバルト・ビジネスカード
- 事業用予備
- サブ決済
- 年会費負担を抑えた保有
平野オーナーへの取材
THE OWNER'S BUSINESS
カードの話を聞いた店で、
その仕事を味わう。
取材で訪れたのは、高田馬場の「A5黒毛和牛専門店 はんばーぐ ますお」。注文したのは、A5黒毛和牛100%のハンバーグをおろしポン酢でいただく一皿だった。
肉の旨味を感じながらも、おろしポン酢で重くなりすぎない。ご飯が進み、取材時はおかわりも無料だった。
法人カードの管理について堅実に話す平野オーナーが営む店で、実際の料理を食べる。取材対象者の仕事が、店舗と一皿を通じて見える時間になった。

取材者による実食。料理に関する記述は、取材時に注文した一皿についての編集部の感想です。
ビジクレ編集部の整理
BIZCRE ANALYSIS
個人事業主のカード選びは、
還元率だけでは決まらない。
平野オーナーのカード構成は、ポイントを最大化するためのものではない。個人の支払いと店の経費を分け、事業用カードを事業用として分けた口座へ紐付ける。
メインには、一部の仕入先でも使いやすいと感じたVisaブランドを置く。サブには、年会費負担を抑えて持てるセゾンコバルトを置く。
個人事業主にとっては、最も還元率が高い一枚を探すことより、私的支出と事業経費を混ぜないことが重要になる場合がある。利用できる国際ブランドが異なる複数のカードを持つことで、一枚が利用できない場面へ備える考え方もある。
得をするための2枚ではない。
混ぜないための2枚だった。
CURRENT OFFICIAL CONDITIONS
現在の公式条件を、2枚で確認する。
取材内容とは分離し、カードDBで確認した公式情報を掲載しています。
COMPARE AND CALCULATE
個人用と事業用を分けるカード構成を、
自分の条件で確認する。
平野オーナーが使う2枚のビジネスカードについて、年会費、国際ブランド、追加カード、ETC、公式条件を比較できます。
DISCLOSURE
取材について
本記事は、東京都新宿区・高田馬場で「A5黒毛和牛専門店 はんばーぐ ますお」を営む平野オーナーへの取材内容を基に、ビジクレ編集部が構成しています。
カードの利用方法は、平野オーナー個人の事例です。同じカードを申し込んだ場合でも、審査結果、利用可能額、利用できる店舗やサービスは異なる場合があります。
カードの商品条件は取材内容と分離し、公開時点の公式情報を確認して掲載しています。飲食体験に関する記述は、取材時に実際に注文した料理についてのビジクレ編集部の感想です。
読者向けドリンクサービスは、はんばーぐ ますおから提供される特典です。本記事への掲載や読者特典の提供は、ビジクレのカードランキング、適合指数、比較結果に影響しません。

